爽子がようやく自分の気持ちを自覚し始めて、自覚し始めたから妙にギクシャクし始めた巻でした。
学年が上がって二年生になった爽子たちはクラス替えがあって。
でも、クラス替えがあったのにも関わらず、やのちんもちづも龍も風早も同じクラス。
まあちょっとだけやのちんの根回しがあったような気もしますが、爽子にとってはまた素敵な生活が始まったようでとても羨ましいです。
ただし、新クラスになって爽子の隣に座ったのは三浦健人という新キャラ君。
ちょっとノリが軽そうには見えますが、基本的にはいい人。でもちょっと勘違い君な彼は、何気なく“人のため”にしたはずの行動で、がつがつ爽子と風早の関係を引っ掻き回していきます。
おかげさまで妙にギクシャクする二人ですけど、まあこれも一つの醍醐味ですよね。
すんなりくっついちゃったら面白くもなんともないので、風早君にはせいぜい焦れてもらいましょうか……(鬼)
しかしまあ、今回の件は風早の側に原因があるというよりは、どちらかというと爽子が本当の自分の気持ちに気がついて、どうしていいのかわかんなくなっちゃったって方が大きいような気もするので、しょうがないのかなあ……と。
そして、実はとってもいい人なやのちんの世話焼き具合がとってもかわいい。
怖いようにしか見えないのにね。
実は爽子のことも好きだけど、爽子のことに一生懸命になっているやのちんのこともかなり好きだったりします。
素敵な登場人物の人ばかりなので、青春にキュンキュンしたいのならば、ぜひ最初から読むことをオススメします笑
- 感想投稿日 : 2014年1月6日
- 読了日 : 2014年1月3日
- 本棚登録日 : 2014年1月6日
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