大学生の雪弥は、シーズンになると雪山でアルバイトをしながら、休憩時間に滑るスノーボーダー。
そんな雪弥の目を釘付けにする滑りをする男がいた。
プロ並みにダイナミックな滑りを披露した彼は、実は雪弥が幼い頃に一緒に遊んだことのある翔だった。
かつて、親子で雪山に遊びに来ていた雪弥は、近くでロッジを経営する夫婦の子である由紀と、その従兄弟である翔と三人でよく遊んでいたのだった。
いつしかその習慣は、雪弥の両親が忙しくなり、雪山にこれなくなってしまったことでなくなってしまい、雪弥の中では思い出になっていた。
雪弥は翔との再会を喜ぶけれど、翔は素っ気ない返事。
それどころか、拒絶するような言葉を投げつけられて、雪弥はショックを受ける。
二年前のもう一人の幼馴染を事故で失った事件、それが翔の心を頑なにしているんだ、
ということを知った雪弥は、何とか翔との距離を縮めたいと願うけれど……
という話でした。
雪山で出会った幼馴染を癒やしてあげたくて必死に頑張る話。
王道と言えば、王道なのかしら?
心に傷を持つスノーボーダー×健気な大学生、という感じです。
最後少し悲しかったんですが、これはこれで、二人に必要なことだったんだと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(BL)
- 感想投稿日 : 2013年6月9日
- 読了日 : 2013年6月7日
- 本棚登録日 : 2013年6月9日
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