なぜ人は人を助けたくなるのか、という心理的要因を探ってみたいと思い手にとった。
しかし、人が人を助けることは所与のこととして前提視されており、その原理についてはあまり触れられていなかった印象。
また、本書では「支援」を3つのパターンに類型化しているが、それぞれの境界が曖昧で、支援の中身がやや強引に定義されているとも感じた。
とはいえ、支援者による支援の形態として、被支援者が求めている「答え」をそのまま提供するのではなく、被支援者が自ら答えを導き出して進んでいくことを後押しする「プロセス・コンサルテーション」という考え方には深く共感した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コミュニケーション
- 感想投稿日 : 2017年7月22日
- 読了日 : 2017年7月22日
- 本棚登録日 : 2017年7月22日
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