人を助けるとはどういうことか――本当の「協力関係」をつくる7つの原則

  • 英治出版 (2009年8月7日発売)
3.52
  • (69)
  • (83)
  • (103)
  • (39)
  • (11)
本棚登録 : 1667
感想 : 146

なぜ人は人を助けたくなるのか、という心理的要因を探ってみたいと思い手にとった。

しかし、人が人を助けることは所与のこととして前提視されており、その原理についてはあまり触れられていなかった印象。
また、本書では「支援」を3つのパターンに類型化しているが、それぞれの境界が曖昧で、支援の中身がやや強引に定義されているとも感じた。

とはいえ、支援者による支援の形態として、被支援者が求めている「答え」をそのまま提供するのではなく、被支援者が自ら答えを導き出して進んでいくことを後押しする「プロセス・コンサルテーション」という考え方には深く共感した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミュニケーション
感想投稿日 : 2017年7月22日
読了日 : 2017年7月22日
本棚登録日 : 2017年7月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする