サイレント・ボーダー (文春文庫 な 48-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2005年2月10日発売)
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本棚登録 : 79
感想 : 8
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話しの流れがしっかりしていて、1巻のみの文庫にしては、読み応えがある小説でした。題材は一時期はやった家庭内暴力、幼児虐待、精神病、大量殺人、人格異常者などの重い内容。でも、重みがうすっぺらくなくて、ちゃんと本質の部分がぶれないので、説得力があったようにおもいます。ただ、終わりからの展開がちょっと現実離れしすぎたのが残念でした。後味なんとなく悪いし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年2月12日
読了日 : 2007年3月12日
本棚登録日 : 2007年3月12日

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