話しの流れがしっかりしていて、1巻のみの文庫にしては、読み応えがある小説でした。題材は一時期はやった家庭内暴力、幼児虐待、精神病、大量殺人、人格異常者などの重い内容。でも、重みがうすっぺらくなくて、ちゃんと本質の部分がぶれないので、説得力があったようにおもいます。ただ、終わりからの展開がちょっと現実離れしすぎたのが残念でした。後味なんとなく悪いし。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年2月12日
- 読了日 : 2007年3月12日
- 本棚登録日 : 2007年3月12日
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