日本語で書かれた量子力学の教科書の、名著中の名著。第1巻が基礎だとすれば、第2巻はその応用的な内容が扱われている。第1巻同様、演習問題が豊富だが、難易度はかなり上がっている印象。
学部で学ぶ標準的な内容は8、9、11、13章辺りまでだと思う。僕は3回生後期に、炭素同位体の同種・異種粒子の衝突実験を行うグループに配属されたので、12章の散乱問題に関する記述が参考になった。場の量子化については他の本を読む方が良いという意見を多く見かけたので、坂本『場の量子論』を読むつもり。また、10章も今回読んでいないが、必要になったら読む。
8 磁場中の荷電粒子
9 摂動論
10 WKB法(準古典的近似法)
11 同種粒子
12 散乱問題
13 原子・分子・原子核・素粒子
14 電磁場の量子化
15 Dirac方程式
16 経路積分
付録C Airy関数
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
4 自然科学
- 感想投稿日 : 2022年2月18日
- 読了日 : 2022年2月14日
- 本棚登録日 : 2022年1月2日
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