虹色とうがらし (1) (小学館文庫 あB 35)

著者 :
  • 小学館 (2002年5月16日発売)
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本棚登録 : 117
感想 : 14
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久しぶりの全巻一気読みをしたのでレビュー。

恐らくこの作品はあだち充さんの作品の中ではまあまあマイナーな部類に入ると思いますが、「クロスゲーム」より前のあだち充さんの作品はほぼ全部読んでいる僕の中でもかなり好きな部類の作品♪

例によって達也と南ちゃん的なポジションの二人も居ますが(笑)、本作はどちらかと言うと恋愛要素薄めで、とにかく脇役が魅力的。忍者・半蔵がとにかく大好きなんですが、その他、浮論や麻次郎、秋光(将軍)と言った天才剣士も大好きだし、3歳の山椒も超かわいいし、彦六と浮論のバトルもカッコ良かったし、あだち充さんにしては珍しく分かりやすい悪役が居たりと、あだち充さんが余り好きでは無い人にこそおススメしたい一冊。

あだち充さんの作品は、語り過ぎたい独特の空気感と言うか間の取り方が非常に秀逸。やっぱり王道は「タッチ」や「みゆき」、「H2」あたりがおススメですが、本作や「ラフ」もおススメなので、こちらも是非読んで欲しい♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2021年3月12日
読了日 : 2019年11月4日
本棚登録日 : 2021年3月12日

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