大阪から江戸に戻った御庭番宰領の鵜飼兵馬は白河藩への疑惑を確かめるために奇妙な道連れと共に白河へと旅立つ。前巻から間があるし、巻によって趣が全然違うのでシリーズとしては話を思い出せず読み辛い所もある。話としてはさほどサスペンスも意外な感じもなく普通かな。でも、白河の余分な蘊蓄や兵馬の回想シーンや心情が話の流れをぶった切るような形で挿入されるので興をそがれる事もたびたび。こういうのが多いため本筋があっさり過ぎるくらいで終わってしまい、盛り上がる所も盛り上がらず締まりのない話になったと感じた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代歴史小説
- 感想投稿日 : 2013年9月18日
- 読了日 : 2013年3月7日
- 本棚登録日 : 2013年9月18日
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