会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2009年3月17日発売)
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◎80%で暮らす
景気がいいときの普段の生活において、個々人の収入の7~8割で暮らす週間をつけておく。

リスクマネジメントとは、過度の変動を抑えること。
余裕分は、勉強のための自己投資や定期積立にまわす。


◎アメリカの場合、仏教でいうところの因果応報や、他人に対してなぜ貢献しなければならないのか、将来の可能性においてリスクが考えられるからこういう行動をとりなさいとか、
モラル教育を協会や学校教育、家庭教育で徹底的に受けて育つ。
これはリスクマネジメントという観点から見た場合、非常にすぐれたシステム。


◎食品や化粧品に危ない成分が入っているかが示されたリスク本がある。
この本は玉石混交で、リスクを大げさに喧伝している。しかし、知識として取り入れておくことは重要。

本当にトンデモ本かどうかは同種の専門家による本を数冊読んで判断すればよい。
ざっと目を通しておくだけでも、少なくともリスクの存在が分かる。


◎肩こりの解消のためにマッサージに通う人がいるが、そんな時間やお金の余裕があるならストレッチや柔軟体操、ジムでの運動のほうがよほどリスクが少ない。


◎レコーディングダイエットも、様々な効果がある。


◎リスクをよりよく学び、管理するために
・個人において
 源泉徴収・年末調整の見直し

・国において
 終身雇用の緩和

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発・習慣
感想投稿日 : 2010年10月11日
読了日 : 2010年10月11日
本棚登録日 : 2010年10月11日

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