グローバリゼーションの中の江戸 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ)

著者 :
  • 岩波書店 (2012年6月21日発売)
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江戸時代、日本はみずから「鎖国」の道を選び、長崎の出島でのみ細々とオランダ、中国と貿易を行っていたとするのが、従来一般の江戸幕府に対する外交観だろう。1492年にコロンブスがアメリカに到達し、その後の南アメリカでの銀山開発、鉄砲の伝来と国内生産、秀吉の朝鮮侵略、そして家康の江戸幕府。こうした一連の流れの中で、16世紀以降の日本はグローバリゼーションに巻き込まれ、やがてそのことを自覚し、転換していった歴史だと捉え直す。しかも、本書の目的は現代の日本が真にグローバルであることの意味を問いかけることにあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆江戸
感想投稿日 : 2013年9月26日
読了日 : 2013年3月28日
本棚登録日 : 2013年9月26日

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