ベルサイユのゆり -マリー・アントワネットの花籠- (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社 (2019年8月28日発売)
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感想 : 23
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「マリー・アントワネットの日記」の続編。

革命のさなか、九月虐殺の犠牲になったランバル公妃が幽霊となり、マリーアントワネットゆかりの女性の元を訪れ、話を聞く。

アントワネットって、時代を超えても不思議な魅力を持ち続け、人々を魅了し続けていると思う。
その非業の死はもちろん、真偽が疑わしい言動も、全てアントワネットを引き立てているみたい。

世界史やフランスに詳しくなくても、面白くて一気に読める本。
この一冊で興味がわく人もいるかもしれない。

登場人物や事件を調べながら読んだので、この時代のことをもっと知りたくなった。

歴史好きも、プリンセス好きも、フランス好きも。
読む人みんなが、アントワネットや周りの女性たちが残酷な歴史の渦に飲み込まれる様子にドキドキするはず。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月19日
読了日 : 2022年10月19日
本棚登録日 : 2022年10月16日

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