ミステリー作家から脱却しようとしているのか、新たな境地を開拓しようとしているのか分からないが一味違う作品になっている。
序章に投げかけられた一つの物語。
その物語の結末は一体どうなったのか。
物語を読んだそれぞれの人達が自分の人生と照らし合わせて新たな一歩を踏みこんでいく。
湊かなえ作品らしく構成ありきか。
独白形式の序章は見事でグッと引き込まれる。
この序章がバトンのように見知らぬ人の手へ渡っていく構成も面白いし、悪くない。
しかしいかんせんくどい。
二人、三人ならまだしもこれだけの人達にうまいことリレーされるって、ないよね(^_^;)
ちょっと残念だな。
あとは最後のオチ、これもなくても良かったんじゃないかな。
読者にゆだねてくれればよかったのに・・・。
なんだかんだといいいつつ、「告白」の衝撃を忘れられずついつい手に取ってしまう湊かなえ作品。
デビュー作が衝撃的だと逆に大変だなぁ。
でもまだまだ期待していますよ!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
湊かなえ
- 感想投稿日 : 2014年12月15日
- 読了日 : 2014年12月13日
- 本棚登録日 : 2014年12月15日
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コメント 2件
夢で逢えたら...さんのコメント
2014/12/15
vilureefさんのコメント
2014/12/16