コミュニケーションの目的をコミュニケーションとし、精神論ではなく技術として明らかにする本。
文中に書いてある「空気を読め」「自信を持て」という言葉には具体性がなくてどうしたらいいのかという疑問には答えられていないということ、まさに!
その、何とかしたくても何をしていいのかわからず途方に暮れてしまう部分を、かみ砕いて具体的な技術に落とし込んで伝えてくれる本。
しかも、自称コミュ障の筆者だからこその優しさがあって読んでいてほっとする。
コミュニケーションは徹頭徹尾、人のために。
空気を読む=相手にテンションを合わせる
★コミュニケーションをゲームと考える。
【ルール】
①参加者全員による「協力プレー」(敵味方に分かれた対戦型ではない。)
②ゲームの敵は「気まずさ」
③ゲームは「強制スタート」
④ゲームの「勝利条件」ポジティブな結果
(喜ぶー喜ばれる、尊敬するー尊敬されるー笑う―笑わせる
【反則行為】
①ウソ禁止
増幅は可、捏造は不可。ウソをつくくらいなら黙秘権を行使。
②自慢はご法度
自慢があるとその人の解釈(すごいと思え)が固定されてしまう
③相手の言うことを否定しない
否定=自分の言うことが正しいという解釈の押し付けになる。意義があるときは黙秘。
★インタビューのテクニック
・時系列に沿って相手の空白部分を埋める
・話の中でズームインとズームアウトをどちらかに統一する
質問を重ねるのに順番を大事にする
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
実用書
- 感想投稿日 : 2017年3月5日
- 読了日 : 2017年3月5日
- 本棚登録日 : 2017年3月6日
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