時間の終焉: J・クリシュナムルティ&デヴィッド・ボ-ム対話集

  • コスモス・ライブラリー (2011年2月1日発売)
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 過去も未来もなく今しかない。物理学者と仏教の識者が達した結論について述べた本である。
 物理学では「時間はない」は科学的にゆるぎのない事実として認められている。実は仏教でもそれは同じことだという。
 本書を読んでいるとあらゆる事が再定義されていく。時間、宇宙、瞑想、慈悲。どのように語られているのかは本書の言葉から受け取ってほしい。
 本書は一見禅問答の様にみえる。あっちにいき、こっちにいき。堂々巡り。つまるところ、私達が使っている言語では表現するのが難しい。ひところでは言い表せない。そこに真実があるということなのか。
 本書の中でも述べられているが、知識を貯めるのではなく捨てることが大事。本書を読み進めるにも、これまでの知識が邪魔になるのは間違いない。そういう気持ちで読むことをおすすめする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月2日
読了日 : 2022年10月2日
本棚登録日 : 2022年10月2日

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