このレビューはネタバレを含んでいます。
「中二病」作者の心象風景、悲壮にならない「夜と霧」、自己啓発としての「マトリックス」、苫米地英人のコンフォートゾーンからの脱出、そして「とある魔術の禁書目録」の上条当麻の左手ーイマジンブレーカーである。
マトリックスではネオが赤と青の錠剤を選択する。作者は世の成功者は赤の錠剤の選択を行えるものだと言い切る。
生きるのが辛いのは自分が感じているだけで、真実ではないと言い切る。
言葉への抵抗はかなりあるだろう。それはこれまでの人生の否定に繋がるし、今まで経験のないものへの恐怖になるからだ。
常識を学んで生きることはある意味の安全な方法である。しかし今、自分探し、鬱などの弊害になっていると考える。常識という自分のモノでは無いものに従って生きることは、やはり自分を生きている事にはならない。
自分が感じる苦痛は成長のキッカケである。安易に誤魔化すから別な痛みをもたらしてしまう。
そのための考え方をより具体化し考え方の変化や行動の変化に繋げる本である。
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- 感想投稿日 : 2013年6月8日
- 読了日 : 2013年6月8日
- 本棚登録日 : 2013年6月8日
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