まさにバイブル。プログラミング言語の理想を哲学として語っている本である。
様々なモダンなプログラミング言語の祖先。このプログラミング言語が活躍する場面は、ハードウェアをゴリゴリを弄る場合である。ソフトウェア業界全体を見ればその機会はかなり限られるので実用性という意味はそれほどない。それでもこの書籍の意味は大きい。
情報系なのでプログラミングは必須スキル。C言語という今のプログラミング言語の共通の祖先的がある。これには通称筆者二人のイニシャルをとってK&Rと呼ばれる「プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠」というものがある。
この本はまさしくバイブル。実際にC言語を作った二人がその哲学を余すこと無く伝えてくれる。ANSI規格に変わることで面倒臭さが増えたがそれを上回るメリットがある。ということを筆者二人も確認したかったのだろう。
とはいえ、この書籍一筋縄で理解できるものではない。一応、サンプルコード&解説という内容にはなっているのだが、学ぶ順序で並んでいる訳では無い。あくまでも、C言語の哲学を伝えることに特化している。
こういう時に必要になるのがやさしい解説書である。「はじめてのC」という本がそれである。当時はこのネーミングにドキドキしてしまったの。今から考えると相当初であった。
バイブルとやさしい解説書。この2タイプを読むことはテッパン。おすすめである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年5月14日
- 読了日 : 2022年5月14日
- 本棚登録日 : 2022年5月14日
みんなの感想をみる