青春小説の最高傑作と称される本作。
作中で、ある人物が「自由と潔癖こそが青春の特権である」と言う言葉を主人公に授ける。彼の青春は、その言葉にいかにも忠実な、懸命で誠実なものだった。自分はそんな風にはできなかったから、先の言葉は心に痛く、主人公に激しく嫉妬した。
主人公がこれから歩むのも人生の王道なのだろう。その道を歩める強さが恨めしくすら感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年8月26日
- 読了日 : 2013年8月26日
- 本棚登録日 : 2013年8月23日
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