ルポ 良心と義務――「日の丸・君が代」に抗う人びと (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店 (2012年4月21日発売)
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感想 : 14

トップエリートを日本人のできる層がおさえ、優秀な外国人労働者を中間層に置き、できない下層の日本人については自己責任を徹底させる。しかし、教育がその気にならなければ、トップエリートは育てられない、そのためには、言いなりになる教員を作っていかねばならない。


「政治が、教育を支配しないとできない」
その際に、
トップエリートと下層の日本人がばらけないような国家イデオロギーの核となるものがいる。それが、日の丸君が代の担っている役割ではないか。

難波裁判 を支えた特徴のひとつは、'裁判官の言葉'として歴史認識を語っている点。
「日の丸 君が代」の果たしてきた役割について、明治から第二次世界大戦終了まで、「皇国史観や軍国主義思想の精神的支柱として」使われてきたのは「否定しがたい歴史的事実」である。そこから、「日の丸君が代」は、国旗国歌法制

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波新書
感想投稿日 : 2012年5月19日
読了日 : 2012年12月3日
本棚登録日 : 1970年1月1日

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