国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか (講談社+α新書)

  • 講談社 (2019年9月21日発売)
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日本の生産性が向上しない理由は、行き過ぎた中小企業優遇によるものだと喝破した優良書。OECD加盟・中小企業基本法制定に至る歴史的経緯から、不文律のように語られる中小企業神話が、日本の生産性向上を大きく阻害している根本原因であることを論理的に解説している。タイトルが今一つなのと中国の属国までは眉唾だが、素晴らしい政策提言の書として広く万人に読んでもらいたい良書。中小企業がバタバタと倒産した際の従業員の再雇用までのタイムラグの救済が問題点か。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済・経営
感想投稿日 : 2020年8月27日
読了日 : 2020年8月26日
本棚登録日 : 2020年8月18日

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