はるかな未来、人類は外宇宙探査のために亜光速宇宙船を送り出そうとしていた。莫大な距離をへだてた宇宙船と地球を結ぶ通信手段としては、テレパシーが理想的だ。そこで白羽の矢が立ったのが、ぼくとパットの双子の兄弟だった。夢見ていた恒星間旅行ができる。危険をかえりみず、ぼくたちふたりは喜んで訓練に参加した……。
SFが好きじゃないので読んでみようと、古典アシモフに続き、今回のハイライン作品の読書。1956年出版85年にこの翻訳版初版が出版されたようです。この本が出版された時点でニューウェーブSFというジャンルが確立されていて、翻訳者後書きによるとハイライン曰くニューウェーブは「stink」と。それならば次はそのニューウェーブSFとやらを読んでみようと思いました。 肝心の物語はというとアシモフの『われはロボット』よりも読みやすく好み。無線通信の代わりにテレパシーを使って交信するという設定はユニーク。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年9月19日
- 読了日 : 2020年7月18日
- 本棚登録日 : 2020年7月18日
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