メンデレーエフの功績を知りたいと思って読んだら、地球の科学の歴史の本だった。メンデレーエフは最期の23ページだけやん!
個人的にには読みたいのと違った。
ただまぁ地球の化学の概説を学ぶにはちょうど良い。いや、概説の割にはマニアックな科学者の名前が出てくるから、大学の化学史の授業用の本だね。
一般人には向かない。
でもおもしろいは面白いよ。
この本を読んで科学史をどう教えればいいのか、なんとなくわかった。従来は「タレスは万物の根源は水だって言った人だよー。」と事実を教えるだけだった。それでは興味がモテないのは当然である。
科学は塗り替えられてきたのが歴史である。
「タレスはこの世がどう出来上がっているか、全く分からない時代に、海でできる雲と、山に降る雨と、染み込んだ雨水が流れる川と、川が流れ込む海を見て、すべては水の循環だという事実を見つけて科学的利用したのがすごい。世界の考え方を変えたからスゴイ。」と教えるべきなのだ。
「考え方を変える=革新を生み出した歴史」を教えるのが科学史なんだな。
そう思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2016年3月20日
- 読了日 : 2016年3月20日
- 本棚登録日 : 2016年2月23日
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