幽霊男 金田一耕助ファイル10 (角川文庫 よ 5-10 金田一耕助ファイル 10)
- KADOKAWA (1974年5月23日発売)
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感想 : 46件
金田一さんが活躍するお話は、実はドラマでしか見たことがなかった。髪がもじゃもじゃで、和装で、しかもなんだか頼りなさそうな上に目の前で次々と起こる連続殺人を止められない・・・という、すごいんだかすごくないんだかよくわからない探偵。
そんなちょっと腑抜けた具合を、小説でも遺憾なく発揮してくれる(笑)
しかしながら、この時代のミステリというものは別にトリックが凝っていたりとか、じっくり読んでじっくり考えればトリックがわかるといった類のものではなかったらしい。金田一さんも突然登場するが、あとからあとから登場する人物がいつのまにか重要な役割を果たしたりするので、もうなにがなんだか。
普通に「ちょっと薄ら寒い小説」くらいに考えるのが無難か。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2005年12月5日
- 読了日 : 2005年12月5日
- 本棚登録日 : 2005年12月5日
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