『アンダーグラウンド』などでカンヌ国際映画祭を受賞した映画監督、エミール・クストッツァ初の短編集。出身地である旧ユーゴスラヴィアを舞台に6つの物語が収録されている。
友人おすすめの一冊ということで購入。
本日は一話目の『すごくヤなこと』を読了。
主人公は家庭や街の環境へ敏感に反応する少年ゼコ。”人生って川の底みたいに全然動かせないものなの?風が吹いたら川の水面は動くんだけど底の方は全然動かないんだ”という彼の台詞が印象的。
すごくヤな状況を、諦めているようにも感じるこの言葉からどうなるのか。
ヨーロッパの映画を観たような読了感がある物語でした。
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第一回 積ん読を消化しよう!
- 感想投稿日 : 2021年5月5日
- 本棚登録日 : 2021年5月5日
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