塩野七生さんのローマ人の物語文庫版23巻、ヴェスヴィオ火山の噴火に触れたくだりで、2通の手紙の訳が引用されている。
本書の主人公大プリニウスの甥小プリニウスからタキトゥスに充てたもの。そこで語られるのが、大プリニウスの最期。
まさに本書の冒頭部分。
手紙の明晰にして流麗な文体に久しぶりに文章を読む悦びを覚えるとともに、偉大なる変人大プリニウスの人柄にも強く魅かれた。そんな人物が主人公の漫画が面白くないわけがない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2016年3月31日
- 読了日 : 2015年3月21日
- 本棚登録日 : 2015年3月21日
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