思考停止は疑似科学崇拝へのファストパス。本書は巷にあふれている疑似科学を三種類に分類し、それぞれについて言及した上で、疑似科学に対して行うべき態度とは何かについて意見を述べている。本書の中にもあるが、疑似科学はこれからもなくならないだろうという考察は同意できる。知れば知るほど分からないことが出てくるのが科学であるし、それにつけこむ疑似科学の存在は科学という分野がある以上、なくなることはないだろう。この現実を前にして、私たちが取り組むべきなのはやはり「考える」ことなのだと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2012年3月5日
- 読了日 : 2012年3月5日
- 本棚登録日 : 2012年3月5日
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