必笑小咄のテクニック (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2005年12月16日発売)
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感想 : 70
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制作の勉強に。

笑いについて、方法論的に整理して考えることの必要性は感じていた。

・予想していた展開と実際のオチとの落差が、笑いになる。
(そこを大きくする努力をしないと笑えない)

→落とすために、先に持ち上げておく。

→動物、子どもなどの存在が、急に理性的なことを言い出す。

→弱者、被害者など反撃すると思われない者が反撃する。


・異なる論理と視点が出会うことによって、落差は生まれる。
(もとの論理を、相対化、転覆させる)


・ギャグは逆
その論理が想定している対象を正反対のものに転化することで論理をハイジャックする。

・観念的、理想的な人vs現実的な人

・木を見せてから森を見せる(ミスリード)

・人間の生死など大げさなことを矮小化する
 どうでもいいことを誇張する

・危機的状況を設定する
 些末なことを生死より上に置く

・言わないで、想像させる

・失われたものの回復、の失敗
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: essay
感想投稿日 : 2012年10月22日
読了日 : 2012年10月20日
本棚登録日 : 2012年10月20日

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