#読了 「姉さん、大変です」という、どこかで聞いたことのあるような台詞で始まる日常系ミステリー。
謎の美少女マツリカさんのパシリになった柴山。極度のシスコンで、学校に居場所がないと思っている。そんな柴山がマツリカさんからの指示で学校内の怪異を追っていくうちに、クラスメイトや同級生なんかと関わりを持って少しずつ打ち解けていくのだけど、思わず柴山の背中を押してあげたくなる。
マツリカさんは学校の近くの廃ビルで寝起きする変人だが、安楽椅子探偵よろしく謎を解明してくれるものの、本当にそれが真実かどうか確認しないところが妙にリアル。
最後のお話で全体を通して違和感だった「姉」の謎も解けて、悲しいけれどスッキリ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年11月22日
- 読了日 : 2022年11月16日
- 本棚登録日 : 2022年11月16日
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