・悪人はしょせん悪人であり、悪い人と良い取引をしたいと思う方が間違っている。世界には正直な善人がいくらでもいるのだから、不正直な人とビジネスをするのは愚行以外の何物でもない。「この人物は信頼するに足るのだろうか?」と自問するようなはめにい陥ったなら、ただちに交渉の席を離れ、パートナーにふさわしいもっと正直な会社を探すべきである。
・習慣という名の鎖は抜け出せないほど重くなるまでは、軽すぎて存在を感じる事ができない。―バートランド・ラッセル
・世の中には、根源的資源性に富んだビジネスと乏しいビジネスが存在する。ウォーレンが投資してきた<コカ・コーラ>、<バドワイザー>、<ウォルマート>などの企業は防水性ならぬ防愚性にすぐれており、たとえ愚かなCEOに経営されても投資家にはまちがいなく利益が還元される。
・成長に大量の資本を必要とするビジネスと、成長に資本を必要としないビジネスでは、天と地ほどの差が存在する。だからこそウォーレンは<GM>や<インテル>よりも、チューインガムの<リグリース>や<コカ・コーラ>を好むのである。それらの企業は製品の再設計や工場の設備更新に数十億ドルを投じる必要が無い。
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カテゴリ:
経済
- 感想投稿日 : 2012年5月16日
- 読了日 : 2012年5月16日
- 本棚登録日 : 2012年5月16日
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