読了。表題2作を含む8作品の短編集。ポーの作品は初めて読んだ。もっとおどろおどろしい話かと想像してたんだけど、そこまででもなかった。
ただ、だんだんおかしくなっていく心理描写などはすさまじく、なるほど名作と言われるわけだと思った。あと、どの作品も読みやすかったのは、ポーの文体もあるだろうが翻訳も優れているのだと思う。
「モルグ街の殺人」は、いわゆる推理小説の嚆矢ということだが、すでにシャーロック・ホームズ式のミステリの形が完全にできあがっていたので驚いた。これを何もないところから編み出して、いまもそれに乗っ取った作品がいくつも作られ続けているというのは、すごいことだなあ、と思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
古典・名作
- 感想投稿日 : 2018年6月7日
- 読了日 : 2018年6月6日
- 本棚登録日 : 2018年6月7日
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