祝祭の子

著者 :
  • 双葉社 (2022年8月18日発売)
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本棚登録 : 406
感想 : 34
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かつて、新興宗教団体〈褻〉で、同団体の幹部、石黒望が、コミューンの住民30数名を惨殺するという事件が起きた。しかも、実際に手を下したのが、彼女により戦闘訓練を受けた5人の子どもであったことが明らかになり、世間は大騒ぎとなる。当時まだ未成年だった子どもたちは、罪に問われることもなく、大人になった今、一般社会でひっそりと暮らしていた。そんな彼ら〈生存者〉の日常が突然、崩されていく。SNSで身元をバラされ、次々とナイフで襲撃される。相手は素人ではなさそうだ。敵は誰なのか。彼らは生き残れるのか。

なかなか登場人物に感情移入ができないまま、終わってしまった。主犯者の動機も、過去の契機も、何もかもよくわからなかった。だからといって、まるでおもしろくないかと言えば、そんなことはなく、アクションを想像しつつ、B級バイオレンス映画を観るような楽しみ方で読んだ。 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月17日
読了日 : 2022年12月17日
本棚登録日 : 2022年12月17日

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