そろそろアジャイルについても真剣に考えないといけないかもしれないと思ってきた。
ウォーターフローで上手く行っていないからイテレーション開発、というわけではない。むしろ、私は安易にアジャイルみたいなのを取り入れるのには反対で、イテレーションのスタイルを中途半端に取り入れた結果、カウボーイコーディング(こういう言葉があるのを最近知った)へ結局帰結してしまう危険性を大いにはらんでいるように私には思われるからだ。自己満足の個人技集団による成果物(作った本人しかメンテできない)はやはり理想とするところではないと思う。
個人的にイテレーション開発は個々人の士気を高める方法論にあふれていると思う。そして「アジャイルサムライ」を読めば、アジャイルはいろいろな規律に基づいたやり方であり、規律に心地よく縛られる各開発者がお互いに影響を与えていくスタイルなんだと思わされる。独善的ではなく、チーム員みんながどの作業でもこなせること(役割を固定しないこと)が条件の一つとして書かれているが、このことは傾聴すべきではないかと思った。
少人数でそこそこ腕のたつのが集まっている場合にその効果を最大限発揮する方法だと思う。開発スタイルに関するヒント満載である。
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カテゴリ:
IT関連(PM)
- 感想投稿日 : 2011年8月21日
- 読了日 : 2011年8月21日
- 本棚登録日 : 2011年8月21日
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