毎回考えさせられるこのシリーズ。
今回はヤングケアラーと子育てについて考えさせてられました。
高校生の三千香は母子家庭で育ち、怪我の後遺症で働けなくなった母の代わりに家事を行う。そんな三千香を見かねた楓子はかすがい食堂に誘うが、頑なに拒否をして…
あまりに頑なな三千香の性格が、かなりしんどかったですけど、最後までかすがい食堂には通わないってのは驚きでした。人にも自分にも厳しいけど、それが必ずしも正しいとは言えず。
以前出てきたアフリカ系フランス人のエミリーの言葉で、「しつけではなく暴力」ってのが身にハッとさせられました。
楓子も三千香の言葉で、かすがい食堂の存続を考えていましたが、もう少し続けられそうで良かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読み終わった本
- 感想投稿日 : 2023年5月31日
- 読了日 : 2023年5月31日
- 本棚登録日 : 2023年3月4日
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