ニートの物語の2巻。電撃文庫よりは新書で展開するのが似合う物語であるようには思う。ヤで始まる自由業やらマネーロンダリングを主軸に話は展開する。キナ臭い所を舞台に、落伍気味ながら等身大の主人公を中心にしたファンタジー。不可能ではないかな?というギリギリな人物(少佐や四代目、アリス)達の能力の要という時点でそう言って良いと思う。とはいえその能力は限定的でもあり、伏線はしっかりと貼られておりミステリの文法も満たしている良質なサスペンスと言って良いか。2巻まで読んで納得したので、残りの巻は大人買いでも良いかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年4月12日
- 読了日 : 2011年4月12日
- 本棚登録日 : 2011年2月22日
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