凡人のための仕事プレイ事始め

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年5月13日発売)
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本棚登録 : 246
感想 : 40
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『怒られないこと』が仕事の本質であるという本書の主張は"働く"と言う言葉が"傍を楽にする"という所から来ている説(親父ギャグ?)もあり、成程と思わせる。

語られる『トホホ』な仕事上の逸話は、会社勤め経験のある者なら『トホホ』と脱力し、未経験の就活者なら『トホホ』と絶望するだろう。

最後にはとってつけたようなフォローの章が設けられているが、「仕事なんて稼ぐ為の手段」という視点に気がつけなかった人・そうとは思えない幸運な人には目から鱗なのだと思う。

ヤル気を導きだすのが自己啓発本なら、この本はその逆。ヤル気がうせるのを加速させうる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年11月20日
読了日 : 2011年6月7日
本棚登録日 : 2018年11月20日

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