『怒られないこと』が仕事の本質であるという本書の主張は"働く"と言う言葉が"傍を楽にする"という所から来ている説(親父ギャグ?)もあり、成程と思わせる。
語られる『トホホ』な仕事上の逸話は、会社勤め経験のある者なら『トホホ』と脱力し、未経験の就活者なら『トホホ』と絶望するだろう。
最後にはとってつけたようなフォローの章が設けられているが、「仕事なんて稼ぐ為の手段」という視点に気がつけなかった人・そうとは思えない幸運な人には目から鱗なのだと思う。
ヤル気を導きだすのが自己啓発本なら、この本はその逆。ヤル気がうせるのを加速させうる。
読書状況:読み終わった
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本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月20日
- 読了日 : 2011年6月7日
- 本棚登録日 : 2018年11月20日
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