自分は未見なのだが件の事件の報道がピークだった時ワイドショーでは違法ドラッグの入手方法、使用方法までこと細かく報じていたという(あぶり方とか)。
「あれ見てたら誰でもプッシャーになりますよ!」(『第三会議室』より)。
ノリピーと押尾を受けて上梓されたと思われる本書も同じ轍を歩んでいるようだ。
精神疾患の一種である薬物依存の危険性について医学的アプローチで迫りながら、使用方法などワイドショー的、扇情的にも取り上げている。
このバランスは何なのだろうと思えば、さもありなん、精神科医と週刊誌/TV番組制作経験のジャーナリストの共著なのである。
類書と比べ特筆すべきは第二次大戦前にはヒロポンは市販され、政府奨励で戦争に用いられていたとハッキリ記していることである。
ドラッグの効用については眉唾ぽい箇所もチラホラ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月20日
- 読了日 : 2010年2月9日
- 本棚登録日 : 2018年11月20日
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