獄門島 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (1971年3月30日発売)
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先日購入した「週刊文春臨時増刊 東西ミステリーベスト100」のベスト100を眺めていたら、この作品がいまも昔も一位ということで読んだことがあるのにまったく記憶に残っていないこともあり、良い機会と再読してみた。3分の1くらい読んだところで、ふと「なんて読みやすいのだろう!」と感動。横溝先生のつづるフラットなことば遣いに助けられて苦もなく読むことができた。日本の探偵の代名詞である金田一耕介も、ホームズ同様かわいげのあるひとで好感を持った。殺人の真相そしてその結果の愚かさに、ミステリの持つ切なさと悲哀を感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作家その他“や”行
感想投稿日 : 2013年2月15日
読了日 : 2013年2月14日
本棚登録日 : 2013年2月15日

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