遣唐使が唐からもたらした文物の中に、「毒薬」があり正倉院に収められていた。女性天皇が多く即位した天平時代は、文化が花開くと共に同時に藤原氏と皇位をめぐる政争、乱が相次いだ時代でもある。
そんな時代に「毒物」が相当量「消費」された。著者の見立ててでは、暗殺あるいは処刑に使われたのだと。そして、この時代に書かれたと思われる「竹取物語」の作者を推察する。
正直ちょっと読みづらい。毒については説明口調が目立つ。「竹取物語」の作者については、著者の希望的推測とも言うべきもので、決め手となる根拠は示されていない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・その他一般
- 感想投稿日 : 2021年7月13日
- 読了日 : 2021年7月13日
- 本棚登録日 : 2021年7月13日
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