P・ハイスミスの「見知らぬ乗客」へのリスペクト的な作品。前半は「見知らぬ乗客」でも感じたなんとも言えない居心地の悪さがあったが、中盤ヒロイン?が出てきたあたりでがぜん面白くなった。やっぱ、ウッズは只者じゃない。結末も、なかなかシブイ、カタルシスのある終り方だったが、ご都合?って気がしないでもない。帯には、初のサイコスリラーってなってたけど、実際はサイコスリラーじゃないと思うんだけどな。主人公がワイン事業しているので、これでもかってワインが出てくる。ワイン好きな人には、そういう点でも楽しめると思う。私はわからんけどさ。
が、ウッズは「警察署長」が一番、ってやっぱ思う(苦笑)
読書状況:読み終わった
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翻訳作者名 ア~オ
- 感想投稿日 : 2009年11月7日
- 読了日 : 2001年9月7日
- 本棚登録日 : 2001年9月7日
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