不完全な他人 (角川文庫 ウ 17-3)

  • KADOKAWA (2001年8月1日発売)
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感想 : 2

 P・ハイスミスの「見知らぬ乗客」へのリスペクト的な作品。前半は「見知らぬ乗客」でも感じたなんとも言えない居心地の悪さがあったが、中盤ヒロイン?が出てきたあたりでがぜん面白くなった。やっぱ、ウッズは只者じゃない。結末も、なかなかシブイ、カタルシスのある終り方だったが、ご都合?って気がしないでもない。帯には、初のサイコスリラーってなってたけど、実際はサイコスリラーじゃないと思うんだけどな。主人公がワイン事業しているので、これでもかってワインが出てくる。ワイン好きな人には、そういう点でも楽しめると思う。私はわからんけどさ。
 が、ウッズは「警察署長」が一番、ってやっぱ思う(苦笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 翻訳作者名 ア~オ
感想投稿日 : 2009年11月7日
読了日 : 2001年9月7日
本棚登録日 : 2001年9月7日

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