主人公に帰結するための1年。
阿良々木暦が怪異とかかわった1年の話。
とはいえ、それぞれの月にそれぞれのヒロインがかかわってくる。
で、結局のところこの「物語」シリーズは、暦が主役であって、暦故の物語なのであると、それが明確になっただけなのである。
そう、あえていおう。
明確に、物語の本質に立ち返っただけなのだ。
そして、「物語」シリーズは終わるのだなと、思った。
終わるために、完結するために、主役が主役然と立ち位置をはっきりさせる必要があったのだろう。
にしても、どこまでいっても暦くんは、格好いいのである。
どこまでも、まっすぐで素直、それって、それを維持し続けることに彼はどれほどの力を、対価をはらってきているのだろう。
…という謎も、この先で明確になってくるのだろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
邦人作者名 な~の
- 感想投稿日 : 2013年6月19日
- 読了日 : 2013年6月19日
- 本棚登録日 : 2013年6月19日
みんなの感想をみる