突然の発作で寝たきりになった老婦人が、壁伝いに殺人計画を聞いてしまう。けれど話せないし、動けない彼女には、それを伝える術がない。彼女のそのもどかしさや、下宿人のシングルマザーとその子供の孤立無援の奮闘ぶりに、思わず「がんばれ」って言いたくなった。最後が、ちょっと肩透かしだったかな。ま、そういうあっさりと終わるのを狙ったんだろうけど。
オーストラリアの作家で、本邦初紹介なんだって。他の未訳の本の紹介が解説に出てたけど、面白そうだった。
読書状況:読み終わった
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翻訳作者名 カ~コ
- 感想投稿日 : 2009年10月29日
- 読了日 : 2000年6月29日
- 本棚登録日 : 2000年6月29日
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