日本の義経紀をモチーフにして描かれている作品。
ある日りょうという女の子が、幼馴染と葵と突然現れた謎の男・弁慶と名乗る者達と一緒に、
源義経の時代にタイムスリップ。
実は義経はおなごで現代にタイムスリップして、事故死した本物のリョウに替わりリョウとして育てられていたという設定。
義経時代では男の子として育てられたので、意識が義経に戻るとまるで男のように振舞う。
弁慶との誠実な主従愛も美しいですが、維盛の壊れてしまいそうなほどの熱情もこれまた心奪われます。
なかなか複雑な心理模様も描かれていて面白い!
最後がもうめちゃめちゃ切なくて泣ける…
切な過ぎて参ります…_ノ乙(、ン、)_
死んでいってしまった仲間に代わり、弁慶とリョウの間に産まれた葵と、リョウが現代に戻った時に
庇って救った本物のリョウを、陰からずっと見守り続けた海尊が本当に素敵。
リョウを看取る時の海尊の涙が切な過ぎる…!!
引っ越すたびに色んな本を整理して、この本も古いから処分しようかな〜…と一瞬考えるのですが、
うっかり読みふけってしまって最終巻の海尊の涙を見ると、よし!とっておこう★
となって今までずっとうちに居続けている名作です。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
少女漫画
- 感想投稿日 : 2009年7月1日
- 本棚登録日 : 2009年7月1日
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