「空気」のまえの段階「気配」。
その大前提が、イマイチよく理解できなかった。
忖度し、空気を読む、危うい世相なのはわかるが、細かいことをあげつらっているのが目立って、著者の言わんとすることがよく伝わってこなかった。
かつて、KYが流行語になった頃、”空気を読む”ことに強く警鐘を鳴らしていたのが筑紫哲也さんだった。
もう10年以上前の本になるが、『若い友人たちへ』(集英社新書)というメッセージ本があったが、その時受けた、危機感や強い思いが本書からは感じられない。
このふわっとした感じのほうが、今は伝わるというのであれば、それはそれでよいのだけど・・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2021年11月27日
- 読了日 : 2021年11月27日
- 本棚登録日 : 2021年11月27日
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