冒険研究所書店の選書の一冊。
南極点到達をかけ、国を背負って究極のレースに挑んだ二人の探検家。
アムンセンとスコット
片方は全員生還を果たし世界の英雄となり、もう片方は全員遭難死する。
アムンセンは当初北極をめざしていたが、アメリカのピアリーが北極点に到達すると知ると、急遽目標を南極点に変え、スコットを驚かせる。
アムンセンは子供のころから極点到達の冒険家になることを目標にしており、生活のすべてを極点到達に費やしていた。
スコットは英国の英雄として数々の実績を積んでおり、職業探検家として国を背負って南極点に挑む。
本書は両隊の行程を並行して記述しており、章立てはドキュメンタリーを見ているかのように進む。
目標を達成するためにすべてを考え、実行するアムンセンのリーダーシップと信念は素晴らしい。
しかし、私の探検家ナンバーワンはアーネスト・シャクルトンという気持ちに変わりはない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年4月2日
- 読了日 : 2022年3月28日
- 本棚登録日 : 2022年3月25日
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