冒頭から無理難題を押し付けられた田口先生の嘆きとぼやきが入り混じったストーリーテラーぶりがシリーズファンにはたまらない。説明や言葉の端々に病院長への嫌味恨みつらみが散りばめられている。
物語は、ついに始まったエーアイセンターのセンター長に田口先生が任命され、決定的な事件が起きるまでが上巻。ラスト一行はすぐに下巻を手に取りたくなるようなズルさがあるなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2013年1月13日
- 読了日 : 2013年1月13日
- 本棚登録日 : 2013年1月9日
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