スティーブン・ミルハウザーやニコルソン・ベイカーの翻訳で知られる岸本佐知子女史のエッセイ集。
1993年から1999年にかけて、色々な雑誌に掲載されたものを集めたとのこと。
テンポがよく、押しつけがましいところがなく、とにかく面白い。
ちょっと話を盛っているなと思えるもの、虚実が入り混じっているもの、それどころか虚しかないもの、と内容は色々だが、どれをとっても面白い。
この方の好きな作家や好きな作品などが、僕の嗜好と重なることが多く、まるで昔から知っているちょっと変わり者の女友達と会話しているような気分にさえなった。
この方の他のエッセイもぜひ読んでみたいと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
岸本佐知子
- 感想投稿日 : 2018年1月4日
- 読了日 : 2022年11月24日
- 本棚登録日 : 2018年1月4日
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