エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2013年11月8日発売)
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■あなたは、素晴らしい才能に恵まれた子供たちは好きですか? それがどんなに”こまっしゃくれて”ても好きですか? 彼らは確実にあなたより利口です、つまりあなたを見下げてますよ、それでも好きになれますか? 組織はどちらを採るかとなると、あなたを切ってその子を採りますよ。それでも好きなんですか!? ………はい。ぼくは好きです。彼らの”輝き”が好きです。彼らの背負った”重み”が好きです。彼らの”決して明るくはない未来”が好きです………。
■「エンダーのゲーム」(『無伴奏ソナタ』収録)は、11歳のガキが司令官として人類の命運をかけたエイリアン(”バガー”と呼ばれる)との最終決戦に臨むというSF短編小説。その長編版が『エンダーのゲーム』なので、基本のスジはどちらもいっしょ。ただし長編には二点、付け加えられた設定があって、そのひとつが①エンダーの姉と兄が登場してそれぞれ活躍すること。あとひとつが、②エンダーが戦争で絶滅させた異星人の事情が語られること。
……以下、『エンダーのゲーム(下)』のレビューに続く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・ファンタジー
感想投稿日 : 2020年3月12日
読了日 : 2020年3月10日
本棚登録日 : 2020年3月10日

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