架空の南の島に生きる少年ティオを主人公にした短編ファンタジー連作集。
太陽の熱さが伝わってこない。潮の香が漂ってこない。ティオの裸足の足が見えてこない。
島には生活感がなく、都会の人間が田舎はこうあって欲しいと無責任に夢想するリゾートパークになり下がっている。
池澤夏樹は初めてだががっかりだ。もう買ってしまった『スティル・ライフ』には期待する。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2017年9月9日
- 読了日 : 2017年3月25日
- 本棚登録日 : 2017年9月9日
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