南の島のティオ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (1996年8月6日発売)
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本棚登録 : 1197
感想 : 125

架空の南の島に生きる少年ティオを主人公にした短編ファンタジー連作集。

太陽の熱さが伝わってこない。潮の香が漂ってこない。ティオの裸足の足が見えてこない。
島には生活感がなく、都会の人間が田舎はこうあって欲しいと無責任に夢想するリゾートパークになり下がっている。

池澤夏樹は初めてだががっかりだ。もう買ってしまった『スティル・ライフ』には期待する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2017年9月9日
読了日 : 2017年3月25日
本棚登録日 : 2017年9月9日

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