福澤諭吉に学ぶ 思考の技術

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  • 東洋経済新報社 (2011年2月25日発売)
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感想 : 11
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福沢諭吉はクリティカルシンキングを実践していこうという主張があったことが勉強となった。
このような日本人の日本語で書かれた著書を読まず、やたらと流行のビジネス翻訳本を読んできた自分を反省。
明治時代のベストセラーであるが、現代でも十分通用すると思われる。ベストセラーにした明治時代の民衆の向学心にも驚く。
古典として学ぶ必要あり。今後福沢諭吉を読もうと思う。


①議論の本位は比較から始まる。
②利害得失が関わる議論はどの立場の議論か明確にする。
③有益な結論を導くため、利害得失を超えた「一層高尚な視点」を導入して判断する。
④溺惑をしない
⑤憶断をしない
⑥学問とは何を疑い、信ずるかの取捨選択の目を持つために存在する。
⑦多事総論の重視
⑧学問の要は活用にある。活用のない学問は無学に等しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想
感想投稿日 : 2012年4月29日
読了日 : 2012年4月29日
本棚登録日 : 2012年4月29日

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