ポオ詩集,サロメ (講談社文芸文庫 ひE 1 現代日本の翻訳)

  • 講談社 (1995年2月1日発売)
3.88
  • (4)
  • (6)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 62
感想 : 6
4

サロメ読み比べのため再読。しかしやはりポオの「大鴉」がいいなあ。「nevermore」=「またとなけめ」確かに全体的に美文すぎて難解ではあるのだけれど、それを差し引いても日夏耿之介のブレない美意識の高さは唯一無二。

で、肝心のサロメのほうですが、上演に際する翻訳者からのアドバイスみたいなものも収録されていまして、その中のひとつとして「若いシリア人と侍童の関係はBLだと思うよ!(※現代語意訳)」と書いてあったので満足です(笑)あと「サロメ役はめっちゃ華奢な女優じゃないとダメだから。ぽっちゃり不可!(※現代語意訳)」って注文つけてあったのも地味にツボりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ★イギリス・アイルランド
感想投稿日 : 2015年7月16日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年8月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする