アサギロ~浅葱狼~ (15) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

制作 : ヒラマツ・ミノル 
  • 小学館 (2017年2月10日発売)
3.29
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感想 : 2

表紙は沖田さんだけど中身は引き続き佐々木愛次郎。佐伯又三郎に誘われ花街へ出かけた愛次郎はそこで虎の調教をしていた中国人少女ユーチェンと再会。彼女を身請けするために借金をする。

ユーチェンとささやかな所帯を持った愛次郎だが芹沢が彼女に目をつけ、自分の妾に差し出せと言い出す。苦しむ愛次郎に佐伯が脱走を提案。愛次郎に協力するふりをするが、実は佐伯は入隊試験のときから自分を負かした愛次郎を逆恨みしており…。

またしても師匠の松原さんが助けに入りなんとかハッピーエンド(?)で良かった。ここで松原忠司と佐々木愛次郎は姿を消す。子母澤寛の始末記が創作だったと判明している今となっては、始末記のこの二人のエピソードは史実ではないし、自由に創作された感じ。

さて長州藩では軍師の真木和泉が公卿たちを手玉にとり暗躍。禁裏から邪魔な会津と薩摩を追い払おうと悪知恵を働かせる。ターゲットにされたのは薩摩の人斬り・田中新兵衛。真木和泉は勝海舟と会って思想転換した姉小路公知を自ら殺害、現場に新兵衛の刀を残して新兵衛に罪を着せる。

新選組は新兵衛の捕縛にむかい、沖田総司が対峙。新兵衛は捕縛されるが、無実を訴えて証拠の刀で自刃する。

真木和泉がめっちゃ悪の親玉っぽい。まあこいつがどうなるか知ってるので、安心して読んでます(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ■幕末・時代物
感想投稿日 : 2024年4月15日
読了日 : 2024年4月15日
本棚登録日 : 2024年4月15日

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