MOON
2009年 イギリス
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:サム・ロックウェル/ケヴィン・スペイシー/ドミニク・マケリゴット
これはネタバレを絶対知らないほうが面白いです。
基本設定としては、近未来、燃料会社の月面基地に単身赴任している主人公、基地では本当にひとりぼっちで、話し相手はロボット(?)のガーティのみ、通信機能が故障しているので地球との連絡はもっぱら録画されたビデオのやりとり、寂しいけど任期の3年まであと2週間、というところでトラブルに見舞われる話。
ざっくりまとめると、すごくよく出来たSFでした!SFといってもスペクタクルなアドベンチャーじゃなくて、なんかねえ、萩尾望都のマンガみたいなSF。緊迫感あふれる心理劇もありつつ、友情とかそういう泣かせる要素もありつつ、きちんとSFとして成立しているというか。キャストも最小限で、基地や月面の感じも低予算ぽいけど、それがかえって、まだ宇宙に夢があった時代のSFぽい懐かしさもあってとても良い感じ。
余談ですが、この監督、デヴィット・ボウイの息子さんだそうで。「地球に堕ちてきた男」の息子の映画が「月に囚われた男」ってのが洒落てます(笑)
(2010.07.19)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
イギリス・アイルランド映画
- 感想投稿日 : 2014年11月27日
- 読了日 : 2010年7月19日
- 本棚登録日 : 2014年11月27日
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